10日に行われた、マレーシアとの試合を見に行ってきました。シェムリアップからプノンペンまでは、バスで6~7時間かかりますが、料金は10ドルほどです。

チケットを購入するのに情報が入らず苦労しましたが、けっきょくはスタジアムのチケット売り場でゲットしました。10000リエルのA席はすでに売り切れで、5000リエルのB席1枚、つまり150円くらいという、嬉しいお値段でした。

当日は、6時半キックオフの予定でしたが、夕方4時ころからものすごいスコールが始まりました。これだけ降ればむしろ本番にはあがるだろうと喜んでいたのですが、それがいっこうにあがる気配がなく、じゃんじゃん降り続きます。仕方なく、傘をさして歩いて出かけたのですが、これがもう、至るところ冠水で、最初の頃はそれを避けながら進んでいたのですが、もう途中であきらめて、スタジアムに向けて密集する車とバイクの間を縫って、くるぶしまでの水の中をジャブジャブです。

ゲートに近づくにつれて群衆の塊はじょじょに膨れ上がり、もうとっくに傘などさすことはできず、ようやく入場できた頃には全身ずぶ濡れ、首にまいていたタオルもどこかに消えて、寒さで身体がブルッと震えました。入り口で応援用の小旗と風船と、なぜか缶ジュースももらえて、なんとか無事に観覧席まで到着することができました。

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予想では、4万人くらいだろうと聞いていました。収容人数5万人のスタジアムなので、やはりそれくらいでしょうか。雨が降らなければ、いっぱいになったかもしれませんね。

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雨のためにキックオフが遅れたのですが、その間にいろいろなセレモニーが開かれました。観客席は若い人たちでいっぱいでしたが、彼らはみな雨には慣れているからでしょう、後半戦が始まるまでずっと降っていましたが、びしょ濡れで声援を送り続けていました。

何度も書いているように、私はサッカーのことはまるでわかりません。今回やって来たのは、日本の友人たちから、「記念すべき本田監督のデビュー戦だから、お前行ってこい」というミッションがくだったからです。しかし来てみたら、ちょうどカンボジア側の真裏の場所で、本田監督がいるのかどうかすらまったくわからず、ひたすら応援団の様子を眺めているしかありませんでした。ちなみに、本田監督の専属通訳というのは、私の友人です。

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前半はカンボジアの方が押し気味で、1点を先取しましたが、後半になってからは、明らかにマレーシアの方が押し気味でした。概して、日本人よりも小柄なカンボジア人ですが、遠くから見ていても、マレーシアの方が身体の大きさもパワーも優っているように感じられました。それに、マレーシアのゴールキーパーがよくて、たびたびのチャンスも潰されていました。そのたびに、観客席からは悲鳴のような声援が沸き起こりましたが、なんていうんでしょう、彼らが自分たちのチームを、こういっては何ですが、あまり強くない、まだまだこれからだというチームを心から愛して、育ててゆこうと考えているのだという思いが、大声援の底からじんわりと伝わってくるように感じました。

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結果は3-1で、カンボジアチームは敗れました。本田監督も、デビュー戦を勝利で飾ることはできませんでしたが、最後まで選手を交代させて、すでに次の戦いに備えているようでした。

カンボジアという国そのものが、まだまだこれからの国であり、チームもまた、まだまだこれから強くなれるはずです。観客席に向かって手を振る若い選手たちと、スタンドで最後まで声援を送り続ける若者たちが、共に明日に向かっての新たな挑戦を始めた日だったと、私は満足して競技場を後にしました。