ウチから歩いて5、6分のところに、LUCKY MALLというショッピングビルがあります。10年ほど前にできたようですが、もちろん当時は、街一番のおしゃれスポットではなかったかと思います。今はやや古くなって、空き店舗も目立つようになってしまいましたが、最近まで、資生堂も店を出していたようです。看板が残っていましたから。

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きのう、そこで見かけたのがこれ。いったいいつからこんな風習が、アンコール・ワットのある街にまで侵入してきたのでしょう?当地には、観光客はもちろん、定住している西欧人も多いので、彼らがターゲットとはいえ、商売になるほどの需要があるということなのでしょうか?

私が最近まで17年間暮らした中国では、“情人節”という風習が、大都市部から徐々に地方都市に広がり、やがて私が暮らしていた村の近くにあった、離石という町までやって来たのを、つぶさに見てきましたが、私個人的には、それぞれの地域に残っている伝統行事をもっと大事にしてほしいなという思いはあります。“情人節”というのは、バレンタインデーのことです。

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こちらは伝統的なザル売りのおっさんたち。漁具や農具、鳥を捕まえる道具とか、道具の原点みたいなものが並んでいます。生活に密着したおもしろいものがたくさんあって、私はこういうのを見ていると飽きません。

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LUCKY MALLの前で見かけたワンコ。こういうペット犬、つまり商品としてブリーダーに繁殖させられた犬、というのを、この街では初めてみました。もちろん私が見ただけで、部屋飼いで目に触れないペットも多いこととは思いますが。

これまた中国の話ですが、私の村→離石→省都太原→そして北京と、見事に犬の種類、飼い方が違ってくるのも見てきました。村の犬たちはいかにも“貧相”な雑種で、自由奔放放し飼い。離石に来ると、ペット犬を見るようになり、見栄っ張りの中国人の意識を反映して、いかにもという立派な犬、ちょっと珍しい犬が人気。太原まで来ると、犬は鎖に繋がれて飼い主と散歩し、時には服を着せられています。そして、北京まで来ると、ほとんどみなドレスアップして、そして犬が小型化してくるのです。これらの変遷は見事なもので、中国人の“豊かさ”に比例するペット事情で論文が書けるくらいでした。

当地カンボジアの、今は野性的な犬たちも、やがてはそういう運命に翻弄されてゆくのでしょうか?