ようやーーーーーっく、クタクタになってプノンペンに戻ったのは、6月4日でした。それまでが移動に次ぐ移動、移動で疲れ果てていたのに、この歳になってもまだLCCなので、名古屋からバンコクに飛んで、そこからプノンペンに戻るという無駄なコースで15時間、夕暮れのプノンペンは、さっそくのスコールでお出迎えでした。しかし、この雨のおかげで大地がいくばくか冷却され、なんとか35℃はきっていました。

シェムリアップからセイハーが車で迎えに来てくれたので、1泊だけして、一路カンポットに向かいました。カンポットというのは、プノンペンからルート3をひたすら南南西にタイランド湾まで150キロほどです。ガイドブックなどには、バスで4時間と書いてありますが、実際にはそんな甘いもんじゃありません。

至る所で道路の拡張工事をしていて、重機で土を掘り起こし、おまけにこの日は雨が降ったり止んだりで道路はぐちゃぐちゃ、まるで泥の海をゆくボートのような気分で、時々渋滞、時々交通事故て感じで、5時間以上かかりました。

ちなみに、道中で見る工場や倉庫などの看板は漢字が多く目につき、広大な空き地にも中国資本の進出はめざましいようです。カンポットからそのまま進めば、今や中国人の街と化しているシハヌークビル-カンボジア唯一の貿易港がある港町に行き着きます。

カンポットはフランス植民地時代には避暑地として賑わっていたようで、今も当時の建造物があちこちに残っています。それが重厚な雰囲気のゲストハウスや瀟洒なレストランになっていて、今もヨーロッパ系の観光客の多いところです。

なぜそこに行ったかというと、この町に Epic Arts という、障がいを持った人たちの社会参画をめざして様々な活動を展開する世界的なNPOのカンボジア支部があって、ちょっと様子を見てきて欲しいという依頼があったからです。ただ、結果的には、何の連絡もしないで行ったおかげで、担当の方が会議の準備に追われて忙しく、またワークショップへの参加は当然事前予約が必要なので、中途半端な下見になってしまいました。関心のある方は以下のサイトをご覧ください。

https://www.google.com/search?rlz=1C1NDCM_jaJP818JP818&tbm=isch&q=epicarts&chips=q:epicarts,online_chips:epic+arts&sa=X&ved=0ahUKEwikn5Ke1-XiAhV573MBHQ9VBFMQ4lYIKCgA

しかし、せっかく車で来ているので、さっそく観光モードに切り替えることにしました。町をあげての観光開発に取り組んでいる最中なので、ツーリストインフォメーションもあり、チラシや地図も充実していました。

お勧めなのが、ボーコー自然公園、プノン・チュヌーク洞窟寺院、コロニアル建築巡りなどですが、何より一番人気なのは「食べる」ことのようです。世界的に知られているのが胡椒で、ここの生胡椒とイカ、エビ、カニなどのご当地シーフードを炒めた料理は絶品ということで、私たちも夕食にいただきました。この生胡椒の炒め物は、カンボジアのちょっとした高級料理店ではだいたいあるメニューで、胡椒といえば乾燥したものしか知らない日本人には、イチオシのメニューです。

あいにく雨が降ったりやんだりの天気で、ボーコー山は重い雲に覆われていかれませんでしたが、晴れ間をぬって行ったのが塩田です。

海の水をひいて後、1週間雨が降らなければ、塩の結晶となるそうで、近くにいた人に聞いてみたら、50キロで5,6ドルとか。つまり、1キロ12円くらいということですね。写真で見ると美しい風景ですが、それを生産している人たちの過酷な労働はいかばかりかと想像を巡らせました。