19日朝、いよいよタサエン村に向けて出発です。コロナ騒動の余波を受けて、当初の予定の半分の人数になってしまいましたが、けっきょく、高校生3名大学生2名社会人1名+セイハーと私の、総勢8名の旅となりました。

国道6号線をまっすぐ、タイ国境に向かって走ります。シェムリアップからバンコクに行く定期バスが走っている道です。途中パイリンという町からルートを南に取り、どんどんタイ国境に近づきます。カンボジアではこれまで見たことがない山地が広がり、中には中国桂林の山塊にも似た山影が目の前に広がりました。タイがわではなく、カンボジア領です。

シェムリを出てノンストップで3時間ほど、突然日の丸の旗が目に飛び込んできました。ここが高山さんの活動拠点です。宿舎と事務所、フリースクールの校舎と、蒸留器乾燥器などがある工場などなど、想像していたよりもずいぶん立派な設備で、ここが司令塔となって、様々な活動が展開されているようです。

あいさつもそこそこに、さっそく地雷除去の現場を見せていただきました。ただし、本物は危険なので、レプリカを使って行われます。高山さんから地雷の説明がいろいろあり、デマイナーと呼ばれる、除去技術を持った村人が爆破に取り組みます。もちろん私たちはかなり遠く離れたところに移動しなければなりません。50mほども距離があったと思いますが、ボンッ!という鈍い音と同時に白煙があがりました。ひとつひとつの‶手作業″を、これからも気が遠くなるほどの時間をかけて取り組んでゆかねばならないのです。高山さんたちの活動にはほんとうに頭が下がります。

宿舎に戻ると、村の子どもたちが三々五々集まって来ていて、日本のラジオ体操が始まりました。その後に日本語の勉強、そして運動場でドッジボールや縄跳びなどなど、日本からの参加者も一緒になって、大いに遊びました。ほんとうに、どこに行っても小さな子供が多いというのが、日本とカンボジアの一番違う所です。